ケルスティン・シュレーディンガーは、映像、サウンド、パフォーマンスなどの分野で活動するアーティストである。史料編纂の手法によって、映像制作の方法や、歴史的な継続性、権威のイデオロギー的な確かさなどの背景を探っている。近年の作品には、オリバー・フセインとのコラボによる『DNCB』(パフォーマンス/2019年)や、『Bläue』(インスタレーション/2017年)などがある。これまで自身の作品は、アメリカのホイットニー美術館や、ベルリン国際映画祭のForum Expanded、オーバーハウゼン国際短編映画祭、ウィーンのルートヴィヒ財団近代美術館(MuMOK)をはじめ、マサチューセッツ工科大学のMITリスト・ヴィジュアルアーツセンターや、エジプトの写真フェスティバルPhotoCairo 6、ベルリンのSilent Green Betonhalleなどでも展示された。