トーク
バウハウスを考える – ジュエリーとしての建築

Bauhaus Jewellery
© Unsplash

ゲーテ・インスティトゥート東京 ホール

今回のトークでは、ジュエリー・アーティストのスーザン・ピーチが3人のゲストとバウハウスの概念を背景にジュエリーと建築の関係性を考察する。それは建造物の「装飾」を建築から切り離して考えるのではなく、バウハウスにおけるジュエリーの概念と現在におけるその意味に対し先見性のある解釈の可能性を探る試みである。

1919年のバウハウス宣言でバウハウスの初代校長ヴァルター・グロピウスは「すべての造形活動の終着点は建築である」と述べている。また、建物を装飾することはかつて偉大な建築の根本的な要素で、美術のもっとも重大な役割でもあったとも主張する。

バウハウスにとっても、全ての創作分野が建築において相互に作用しあうことは最終的な原則であり、それが建築という崇高な芸術の理想とされてきた。しかし、一般的にはジュエリーの概念がバウハウスと結びつくことはほとんどない。その現状こそが、バウハウスの当時または現在におけるジュエリーと建築の関係性について様々な問いを提示してくれる。

この対談では、ジュエリー・アーティストのピーチ氏がトルステン・ブルーメ氏(バウハウス・デッザウ財団研究員)、杉本俊多氏(建築史学者、広島大学名誉教授)と中村竜治氏(建築家)と共に、バウハウスにおけるジュエリーと建築の関係性の解釈を模索していく。その中で、建築とジュエリーの共通点、接点や相違点、またはジュエリーと建築の相互作用とその社会的背景を照らしていく。

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ゲーテ・インスティトゥート東京 ホール


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シリーズの一部 バウハウス オープン・エンド

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