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Blumio Final Rap Battle© Goethe-Institut Tokyo / Yohta Kataoka

ゲーテ・インスティトゥート東京のキャンペーン
#BLUMIOXGOETHE 2021

ドイツと日本にルーツを持つラッパー、Blumioが「#BlumioXGoethe」に帰ってきた!プロジェクト第二弾の今回は、ドイツ語と日本語で全6曲を書き下ろし。友情、アイデンティティ、社会的習慣などの個人的なトピックについてラップで歌い上げています。曲はドイツ語の授業で使えるよう教材化もされています。2021年秋には、7大学の学生がBlumioのラップワークショップに参加し、ドイツ語のラップ作りに挑戦しました。


#BlumioXGOETHE 2021 全6曲のミュージックビデオ

Heimweh(ホームシック):

「Heimweh(ホームシック)」では、Heimat(故郷)あるいはHeimaten(その複数形)の概念について、日本とドイツでのさまざまな記憶に思いを馳せます。

Soul Food

ドイツ語には「愛は胃袋を通っていく」ということわざがあります。「食を通して愛は伝わる」という意味です。
たこ焼き、ほうれん草のクリーム煮とりんごソーダ…ブルーミオの新曲「SOULFOOD(ソウルフード)」では、日本とドイツの料理が惹き起こす懐かしい記憶について歌います。

ABCDEあいうえお

ドイツ語の「Fremdschämen(他人が恥ずかしい)」や日本語の「別腹」。どの言語にも、その言語にしか存在しない単語や表現があります。新曲「ABCDE」ではブルーミオがそんな言葉たちを紹介。そのまま訳しても意味は通じないけれど、それぞれの文化の興味深い面を知ることのできる言葉が登場します。

聞いちゃえ

ドイツには「他の国、他のやり方」という諺があります。日本にもドイツにもいろんな風習があります。「日本人はなんでいつもそんなに謝るの?」「ドイツでは犬が人間より権利があるって本当?」一見不思議に見えても、実はちゃんと理由があるんです。大切なのは、どうしてなのかを聞くこと。新曲の「聞いちゃえ/ Einfach Fragen」では、ドイツ人と日本人がお互いにずっと聞いてみたかった質問にBlumioが答えます!

ハイブリッド

Blumioは二重人格?正確には違います!でもドイツ語、日本語どちらを話すかによって、声や性格がちょっとだけ変わったり変わらなかったり。新曲「ハイブリッド」でBlumioは「日本語の自分」と「ドイツ語の自分」の違いを歌います!

親友の唄

「大事なのは、君の生まれた場所ではなく、君のハートだよ」とBlumioは新曲「Freunde/ 親友の唄」で大好きな友達について歌います。彼らの故郷はドイツ、クロアチアやエリトレアなど様々。中には難民として戦争から逃げてきた人も。それでも運命はBlumioと彼らを同じ地に導きました。友情を繋ぐのは来た道ではなく、共に歩んだ道、そしてこれから一緒に歩む道。


Blumioの曲を使ったドイツ語授業用教材


ラップ・ワークショップとファイナルバトル

2021年9月から11月に、ゲーテ・インスティトゥート主催で、ドイツで生まれ育った日本人ラッパーBlumioの指導のもと、関東圏7つの大学70名以上の学生が参加したラップのワークショップが行われた。

学生たちは「コロナ渦が終わったら何をしたいか」をテーマに、ドイツ語と文化に触れながらBlumioと一緒にドイツ語でラップテキストを作るという貴重な経験をした。Blumioラップバトルのために特別に制作した楽曲で、ファイナルバトルでパフォーマンスも披露した。

【ギャラリー】Blumioとのラップバトル

  • 獨協大学でのワークショップ 写真: David Fujisawa
  • 獨協大学 写真: 片岡陽太
  • 立教大学 写真:片岡陽太
  • 早稲田大学 写真:片岡陽太
  • Blumioと晋平太によるラップ 写真:片岡陽太
その発表の場が2021年11月27日(土)、東京外国語大学ホールでのラップ・ファイナルバトル。6大学が東京外国語大学、日本大学、獨協大学、立教大学、神奈川大学、早稲田大学の順にその成果を発表した。

日本のフリースタイルラップを代表する晋平太(日本人ラッパー)、ハンナ・クレブス(在日ドイツ大使館文化課長)、トルステン・クナブ(東京ドイツ学園長)、ペーター・アンダース(ゲーテ・インスティトゥート東京所長)による審査は接戦で、結果、1位は獨協大学、2位は立教大学、3位は早稲田大学となった。しかし、ワークショップやラップバトルに参加したことは、すべてのチームにとって良い経験となった。最後に参加者全員にプレゼントが贈られ、Blumio、主催者、審査員、観客から大きな拍手が送られた。

また、最後には、Blumioによるドイツ語と日本語のミニコンサートと、晋平太とのフリースタイルラップで、ラップの素晴らしさや将来の夢について語り合うパフォーマンスも行われた。