クララ・ビンドゥル&ミヒャエル・ボイトラー
美術

ミヒャエル・ボイトラー(1976年生まれ)はフランクフルトのシュテーデル美術大学と、グラスゴー芸術大学で美術を学んだ。その活動は彫刻と建築の両方の領域にわたる。そして、自ら制作技術を考案しつつ、伝統的な方法も取り入れるという、その制作プロセスが重要な役割を果たしている。ボイトラーの作品は、ベルリンのハンブルガー・バーンホフ現代美術館や、ミュンヘンのピナコテーク・デア・モデルネ前広場Kunstarealなどの大規模な個展で紹介された。2016年には茨城県北芸術祭に参加し、日本の宮大工と協力し制作した立体作品を出展した。また、2017年のヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展では、展示空間とヴェネチアの街の歴史を結びつけたインスタレーション『shipyard』を展示した。 2019年より、ハンブルク美術大学(HfBK Hamburg)の教授を務める。

クララ・ビンドゥルはアーヘン工科大学(RWTH)で建築を学び、Arno Brandlhuberの建築スタジオ(ベルリン)で活動した。現在はロンドンのStudio Weaveに所属する。学位論文により、ドイツ建築家協会若手奨励賞、またEUREGIO建築賞を受賞した。

ヴィラ鴨川滞在中、ミヒャエル・ボイトラーとクララ・ビンドゥルは、日本の伝統的な手工業、特にその素材と時間との向き合い方に着目し、リサーチを行った。その結果はスケッチや試作、様々な道具や模型から成るアーカイブにまとめられる予定である。また習得した技術や経験は、そのアーカイブの作成に直接とり入れられる予定。
 

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2018年3月31日(土)
Creators@Kamogawa

『手仕事とデジタル革命』
『職人の道具箱』

15時 – ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川、ホール | トーク