朗読会 朗読会 : ニス=モメ・シュトックマン氏を迎えて

ニス=モメ・シュトックマン『Der Fuchs』 演劇と小説

「芸術とは人間への愛によって尽力することだ」と、ニス=モメ・シュトックマン氏は過去のインタビューで語っています。

Nis-Momme Stockmann 2002年からフリーの作家として、戯曲、 放送劇、詩、散文作品、エッセイ等を執筆してきたシュトックマン氏は、とりわけこの数年、劇作家として注目を集めています。2013年にはヴィラ鴨川の招聘アーティストとして滞在するなど、日本を何度か訪れており、原発事故が日本社会に与えた影響などをリサーチしています。2016年に出版された氏の初となる小説『Der Fuchs(きつね)』は、ライプツィヒ・ブックフェア賞にノミネートされました。
 


シュトックマン氏は極限状態やカタストロフを繰り返し作品のテーマにし、普遍的な関係について問いを投げかけています。
 
 Der Fuchs 今回ニス=モメ・シュトックマン氏は、小説『Der Fuchs』の朗読を二ヶ国語で行い、700頁からなる小説の重要なテーマについて触れていきます。続く討論会では、作品の中で投げかけられている万物や人間の存在についての問いのほか、演劇と文学の関係について、演劇関係者や文学研究者の皆様とディスカッションを行います。
どのような前提条件のもと、演劇は将来のメディアとして機能するのでしょうか。ポストモダンの時代に、小説はどのような役割を果たすのでしょうか。
 

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