コンサート バリトン歌手ペーター・シェーネ
リサイタル

Portrait Foto : Gisela Schenker

2017/04/02 (日)

20:00 - 21:00

カフェ・モンタージュ

カフェ・モンタージュでの一時間

ミュンヘン在住のバリトン歌手、ペーター・シェーネが、京都の街中にある小さな劇場カフェ・モンタージュで演奏会をひらきます。ピアノ伴奏にマインツ国立大学音楽部ピアノ科教授の武田牧子・ヘルムスをむかえて、シューベルトの歌曲集「美しい水車屋の娘」を披露します。


ペーター・シェーネ © ギゼラ・シェンカー ペーター・シェーネ (Peter Schöne)
「ペーター・シェーネは魅力的な声を持つバリトン歌手である」。 「南ドイツ」紙では才気あるバリトン歌手として賞賛を受け、「フランクフルター・アルゲマイネ」紙や「オペラ・ナウ」誌、「オペルンヴェルト」誌等によっ て、傑出したテクニックのある優れた歌手として品位を高められたペーター・シェーネは、コンサート、オペラ、リート歌手として国際的な名声を築いている。 これまで幾つかのコンクールで優勝しており、主なものと してはグラーツの「フランツ・シューベルトと現代音楽」国際コンクール、ベルリン・ドイツ連邦歌唱コンクール、ミュンヘン国際音楽コンクール等が挙げられ る。2002年ベルリン・コーミッシェ・オーパーにてマーク=アンソニー・ターネジの歌劇《グリーク》エディ役でオペラデビューを果たして以来、20以上 のオペラハウスで様々な役を務め、研鑽を積んだ。直近では、《ばらの騎士》ファニナルで、大成功を収めている。 1976年ベルリンに生まれ、5歳でヴァイオリンを始める。ヴァイオリンを学んだ後、ベルリン芸術大学でハラルド・シュタムに声楽を師事。ブリギッテ・ ファスベンダー、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ、フランシスコ・アライサ、エッダ・モーザー、トーマス・ハンプソンのマスタークラスを受講し た。 コンサートやリサイタル等、国際的な演奏活動をしており、北ドイツ放送交響楽団、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭管弦楽団、バイエルン放送交響楽 団、アンサンブル・コントラプンクテ等と契約を結ぶ他、ウルフ・シルマー、ケント・ナガノ、トーマス・アデス、デニス・ラッセル・デイヴィス、キリル・ペ トレンコ等と共演している。また、ヘルムート・ドイチュ、ジャン・フィリップ・シュルツェ、エドゥアルド・スタン等とも共演してきている。目下、シューベ ルトの全歌曲の収録がwww.schubertlied.deで編集されている。 現代音楽の熱心な支持者であり、ピアニストのアクセル・バウニ、作曲家のアリベルト・ライマン、ヴォルフガング・リーム、ヴィルヘルム・キルマイヤー、 モーリッツ・エッゲルト等とも幅広く仕事をしている。この活動が認められ、マインツ市からシュナイダー=ショット音楽賞を授与された。ミュンヘン在住。

武田牧子・ヘルムス © 武田牧子・ヘルムス 武田牧子・ヘルムス
大阪市立集英小学校、帝塚山学院中学部を経て、桐朋学園高等音楽科を卒業後、ドイツ留学。フランクフルト国立音楽大学、ハノーファ国立音楽大学を卒業後、ザルツブルクのモーツァルテウムに在籍。1976年イタリア・テルニの国際ピアノコンクール「アレッサンドロ・カサグランデ」で一位入賞。ブランカ・ムスリン女史、ハンス・ライグラフ氏、ブルーノ・レオナルド・ゲルバー氏、アリシア・デ・ラローチャ女史に師事。ドイツ在住48年、マインツ国立大学音楽部ピアノ科教授。
1994年‐2013年ヴィスバーデンにて、「アミチ・デラルテ」(芸術の友)主宰。この会において国際的に活躍する演奏家や俳優と、約70回に亘って共演してきた。
ここ30年来、春秋2回日本に帰国し、リサイタルや後進の指導にあたっている。在独年数が日本在住よりはるかに長くなってしまったが、日本の音楽界のために、いつも何らかの形で貢献したいというのが武田牧子・ヘルムスの願いである。その一つとして2006年より、卒園した大阪市立愛珠幼稚園で園児のためのコンサートを春と秋に行っている。
 

戻る