ダンス 緑のテーブル 2017

 © NPO Dance Archive Network

2018/09/05 (水) -
2018/09/06 (木)

20:00 - 21:00

ゲーテ·インスティトゥート東京 314/315教室

戦争に反対したダンス

『緑のテーブル』は、フォルクヴァング・ダンススタジオの創設に関わり、ドイツのタンツテアターの発展に決定的な寄与を行ったダンサー、振付家・教育者クルト・ヨースのダンス作品。1932年に発表され、その年、パリで行われた国際舞踊コンクールで一位を獲得した。戦争の予兆の漂うこの時期に発表されたこの作品は、毅然とした反戦姿勢を示し「反戦バレエ」として、高い評価を受けた。それに先立つ10年前には、バウハウスのオスカー・シュレンマンーが『トリアディック・バレエ』を発表、そのさまざまな要素が『緑のテーブル』にも取り入れられている。
フォルクヴァング芸術大学で学んだ岡登志子振付による『緑のテーブル2017』は激動の歴史に深く関わったこの作品からインスピレーションを得て、原作の振付や音楽を一切使わずに新たに創作されたもので、特別出演に大野慶人を迎えて上演される
 
[出演]垣尾優、桑野聖子、糸瀬公二、文山絵真、佐藤健大郎、山井絵里奈、村田圭介、佐伯春樺、奥響子、岡登志子、大野一雄舞踏研究所研究生
[美術]廣中薫
[音楽協力] 田村ゆう子
 

 
 「緑のテーブル」(1932)
振付・演出クルト・ヨース

緑のテーブルを囲んで怪しげな会話をする男たち。激しい言い争いの後、戦いの火ぶたが切られ、殺し合いが始まる。別れ、戦闘、難民、享楽、残されたものたち。様々なドラマが展開する中、骸骨の「死の舞踏」が踊られる。ヨースは中世の絵画「死の舞踏」から同作品を構想した。
 




主催:NPO法人ダンスアーカイヴ構想
共催:有限会社かんた
特別協力:ゲーテ・インスティトゥート 東京ドイツ文化センター
協力:大野一雄舞踏研究所、アンサンブル・ゾネ
助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)

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