文学紹介とトーク 外の世界へのとびら
- 青少年向け図書最新のテーマについて

Gemischtes Doppel Bilderbuch

2019/06/27 (木)

ゲーテ・インスティトゥート東京 図書館


アクセス
ドイツ文化会館内
107-0052東京都港区赤坂7-5-56 2F

青少年向けの図書の翻訳は、翻訳者にとって、また、読者にとってどのような意味を持つのか。今回の「ダブルス・トーク - 現代文学の紹介」では、ドイツ語から日本語に翻訳された絵本にフォーカスする。「人間味」溢れる動物たちの世界をユーモアを交えながら細部まで描写しドイツ国内外で評価の高いゼバスティアン・メッシェンモーザーとカトリーン・シェーラーの作品を取り上げる。
更に、まだ日本では翻訳出版されていないドイツの絵本から、特に注目すべき作品を何点か取り上げる。翻訳出版に選ばれる特定の傾向に当てはまることのなかった絵本の中にも、大切な問題意識や新しい視点 -例えば、難民問題や異文化との出会い、アイデンティティの問題や自信の深め方など、青少年にとって重要なテーマを提供してくれる作品も少なくない。
絵本の翻訳も多い松永美穂と関口裕昭の両名が、小説とは異なる絵本を訳す際の苦労について経験を踏まえた率直なトークを繰り広げる。

 
松永美穂
早稲田大学文化構想学部教授。著書に『誤解でございます』(清流出版)、『ドイツ北方紀行』(NTT出版)。訳書にベルンハルト・シュリンク『朗読者』(新潮社、2000年、毎日出版文化賞特別賞)、ペーター・シュタム『誰もいないホテルで』(新潮社、2016年)、ウーヴェ・ティム『ぼくの兄の場合』(白水社、2018年)、ゼバスティアン・メッシェンモーザー『リスとお月さま』(コンセル、2007年)『リスとはじめての雪』(コンセル、2008年)『リスとはるの森』(コンセル、2010年)『リスと青い星からのおきゃくさん』(コンセル、2012年)、ミリヤム・プレスラー『マルカの長い旅』(徳間書店、2010年)、カトリーン・シェーラー『ヨハンナの電車の旅』(西村書店、2014年、第20回日本絵本賞翻訳絵本賞)『きつねとねがいごと』(西村書店、2017
 
関口裕昭
明治大学情報コミュニケーション学部教授。著書に『翼ある夜 ツェランとキーファー』(みすず書房、2015年)『パウル・ツェランとユダヤの傷——《間テクスト性》研究』(慶應義塾大学出版会、2011年、連合駿台会学術賞) 『評伝 パウル・ツェラン』(慶應義塾大学出版会、2007年、小野十三郎賞記念特別賞) 『パウル・ツェランへの旅』(郁文堂、2006年、オーストリア文学会賞)。訳書にヴェルナー・ホルツヴァルト/ヴォルフ・エールブルッフ『うんちしたのはだれよ!』(偕成社、1989年)、ゼバスティアン・メッシェンモーザー『空の飛びかた』(光村教育図書、2009年)、カトリーン・シェーラー『ちょっとまって、きつねさん!』(光村教育図書、2008年)『とかいのねずみといなかのねずみ あたらしいイソップのおはなし』(光村教育図書、2011年)『ミアはおおきなものがすき!』(光村教育図書、2012年)、ヨッヘン・シュトゥーアマン『エルネスト』(フレーベル館、2009年)ハインツ・ヤーニッシュ/ヘルガ・バンシュ『フリードリヒばあさん』(光村教育図書、2010年)、ミレーナ=美智子・フラッシャール『ぼくとネクタイさん』(郁文堂、2018年)など。
 

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