展覧会 bauhaus imaginista

Nandalal Bose, Instructions for Mural painting, early 1930s, Mural, Kala Bhavana, Santiniketan, India © Kala Bhavan, Visva Bharati, Santiniketan

2018/08/04 (土) -
2018/10/08 (月)

京都国立近代美術館

京都市左京区岡崎円勝寺町26-1
606-8344

bauhaus imaginista

バウハウスは教育と芸術、社会の関係を新たに規定することを目指した。ヴァルター・グロピウスが1919年に作成したマニフェスト(バウハウス宣言)にもあるこの理念は、バウハウスが日本やロシアなど各地の、20世紀の様々な運動と共有するものである。このような国際的な関係性に「bauhaus imaginista」の展示・イベントプログラムを通じて焦点を当てる。
モロッコ、中国、アメリカでの催しに続き、2018年8月、9月に京都とモスクワでふたつの中心的な展覧会が開催される。バウハウス創立100周年を記念するbauhaus imaginistaは、バウハウス協会ベルリン・デッサウ・ヴァイマール、ゲーテ・インスティトゥート、世界文化の家が8カ国のパートナーと共同で実現する。
 
本プロジェクトのキュレーターと総合ディレクターを務めるのはマリオン・フォン・オステン(ベルリン)とグラント・ワトソン(ロンドン)。彼らはプロジェクトを国際的な研究者やアーティスト、デザイナー、そして世界各地のパートナー機関と共同で展開していく。2018年には、中国、日本、ロシア、ブラジルの4カ国でのそれぞれ独自の展覧会の開催に加え、モロッコ、アメリカ、ナイジェリア、インド、各地で議論を深めるイベントが行われる。
バウハウス創立100周年となる2019年の3月から6月にかけて、bauhaus imaginistaの大規模な展覧会がベルリンの世界文化の家で開催される。
 
展覧会
bauhaus imaginista: Corresponding With
「バウハウスへの応答」
2018年8月4日~10月8日、京都国立近代美術館

 
バウハウスを、ふたつの同時代のアジアの美術学校と関連付ければ、共通点が見えてくるに違いない。
 
詩人ラビンドラナート・タゴールが1919年、インドに開設したカーラ・ババンという学校の教育プログラムは、地域の伝統に根ざしながらイギリスのアーツ・アンド・クラフツ運動を取り入れるものであった。タゴールは、インド古来の森の学校、インド伝統の手工芸、エローラ石窟群やその他アジア文化の壁画にも取り組むと同時に、ヨーロッパ大陸のアヴァンギャルドを扱った。ほぼ同じ頃、1920年代から建築家で出版者の川喜多煉七郎は、バウハウスの卒業生である山脇道子・山脇巌、水谷武彦との活発な交流を行った。彼らは共にバウハウスの美学やバウハウスの予備課程の諸要素を日本の近代化運動や地元の手工芸と掛け合わせる実験的な展覧会を組織した。また、1931年に川喜多は生活構成研究所を設立、今日に至ってバウハウスの教育理念の日本導入における中心人物と見なされている。
本展覧会のため、スイス出身のアーティスト、ルカ・フライが川喜多の歴史的な展覧会を、彫刻的かつ触覚的なインスタレーションとして再現した。
 
また、オトリス・グループ(アンジャリカ・サガール/ コージョ・エシュン)はニューヨーク・ルービン美術館の協力のもと、映像作品を委託され、カーラ・ババン、シャンティニケタンとシュリニケタン周辺のリサーチに基づいた映像作品を制作した。この映像作品は8月4日にゲーテ・インスティトゥート東京で上映される。
 
京都国立現代美術館で開催される本展覧会に合わせて、8月5日、ゲーテ・インスティトゥート東京でシンポジウムを開催する。シンポジウムでは日本、インド、ドイツのデザイナー、アーティスト、研究者たちが上記3つの学校がそれぞれの社会に持った意味について与えた影響について議論・考察する。
 
bauhaus imaginista 
は、バウハウス協会ベルリン・デッサウ・ヴァイマール、ゲーテ・インスティトゥート、世界文化の家による共同プロジェクトである。バウハウス設立100周年を記念するこの研究プロジェクトは、さまざまな展覧会、ワークショップ、シンポジウムを開催する。この共同プロジェクトは、ゲーテ・インスティトゥートの国際的視座を得てさらに充実を増し、「100 Years of Now in Berlin 」プロジェクトの一部として世界文化の家とも緊密に連携する。
 
bauhaus imaginista は、ドイツ連邦首相府文化・メディア担当ドイツ連邦文化財団、ドイツ連邦外務省の助成金を受けて可能となった。ドイツ国外からは、中国、ニューデリー、ラゴス、モスクワ、ニューヨーク、ラバト、サンパウロ、東京のゲーテ・インスティテュート、およびLe Cube – independent art room(ラバト)ほか、さまざまな団体がパートナーとなっている。bauhaus imaginista は、China Design Museum / China Academy of Art (杭州)、独立行政法人国立美術館 / 京都国立近代美術館、Garage Museum of Contemporary Art(モスクワ)、SESC São Pauloの協力により実現した。

関連企画
8月4日 19:00  bauhaus imaginista : O Horizon
8月5日  9:00  文化圏を超えた交流
ー20世紀のインド・日本・ドイツにおける美術・デザイン教育をめぐって


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