祝祭 バウハウス・ランタン祭

バウハウス・ランタン祭 © Unsplash

2019/10/13 (日)

ゲーテ·インスティトゥート東京


アクセス
107-0052 東京都港区赤坂7-5-56
ドイツ文化会館内

10月13日の「バウハウス・ランタン祭」では、ゲーテ・インスティトゥート東京全体が趣向をこらしたランタンの数々やプロジェクションによって、光あふれる祝祭空間へと変容する。アイデアの源となっているのはワイマールのバウハウスでのランタン祭だ。

1922年、バウハウスのマイスターと学生たちが学期の終了と夏の到来を祝うため、学校の関係者に加えて友人やワイマールの市民を大勢祭りに招いた。バウハウスの学生たちが総出で紙や針金でたくさんの幻想的なランタンを制作し、それを掲げて近くのイルム公園を練り歩いたのである。

それに先立つ1921年10月に実施された「龍(凧あげ)の祭」は、バウハウスで初めてさまざまな出し物が同時に展開する祭だったが、この「ランタン祭」もそれと同様、龍(凧)や提灯をモチーフとした東洋の伝統的な祭から着想を得たものだった。その意味で、このランタン祭には、初期のバウハウスに見られた東洋的なものへの憧憬がよく表れている。

バウハウス100周年の今年、東京で当時のランタン祭を思い返すことは、バウハウスがその多くのアイデアを東洋の、また日本の芸術や意匠から生み出したことを、あらためて認識する絶好の機会となるだろう。また同時に「バウハウス・ランタン祭」は、日本で現在まで受け継がれるバウハウスの伝統に光を当てることになる。特に1954年に設立された桑沢デザイン研究所では2013年校長に就任したグラフィックデザイナーの浅葉克己氏が、遊び心のある探求心と実用性を融合させた、バウハウス教育から影響を受けたデザイン教育のビジョンを展開している。

バウハウス・ランタン祭りは、ワークショップ、照明インスタレーション、映画上映、トークやDJライブなどの多様なプログラムを用意している他、バウハウスにおける「光」に対する様々なアプローチを紹介する。

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