The Future of the Past
「未来という過去」

The Future of the Past 未来という過去 ©2004 FUJI TELEVISION NETWORK, INC./Central Motion Pictures Company/Korean Film Archive/2015Megabox plusm Luz y sonidos. ALL RIGHT RESERVED/Christian Schulz/Schramm Film/All under the moon project

Understanding history through film
映画で知る歴史

歴史上の出来事について学ぶとき、あなたが手にする媒体はインターネットやテレビですか?本や教科書でしょうか?歴史を知るためのツールはいくつもありますが、すべてが正しく歴史を伝承しているとは限りません。メディアの世界はニュースや情報が恣意的に操作され、歴史を伝える文献や教科書もまた政治的な理由から抜粋・編集されて信憑性が低下しています。

このような状況下で、東アジアの国々は20世紀の悲劇的な出来事に向き合うことなく、互いに歩み寄る道を見失ってきました。ドイツの「過去の克服(Vergangenheitsbewältigung)」は、東アジアにおいて称賛されるものの、自らの政策として積極的に取り入れられることはほとんどありません。

歴史の記録が利害関係に基づいて取捨選択、編集されるとすれば、公な歴史(Public history)を伝承する手段として、芸術、特に映画に目を向けたいと思います。

「未来という過去 ~The Future of The Past」は、東アジア地域のゲーテ・インスティトゥート(ドイツ文化センター)が協力して行うプロジェクトです。ドイツ、日本、韓国、台湾から選ばれた作品を上映し、それぞれの歴史的・社会的な立場から検証するとともに、映画という媒体を通じて国を超えた未来の歴史のあり方を模索します。

大阪独自のプログラムとしては、映画評論家の四方田犬彦氏と映画プロデューサーの李鳳宇氏を迎えて「在日韓国人みずからによる映像」というテーマで作品を上映・対談するほか、韓国、台湾、ドイツから、それぞれイム・ジヒョン氏、ジェーン・ユウ氏、ゲオルク・ゼースレン氏を迎え、映画を通して多角的に歴史を捉える方法を話し合います。

関連イベント
11月3日(金・祝)18:40~
対談「在日韓国人みずからによる映像」四方田犬彦×李鳳宇(90分)

11月4日(土)18:00~
日独韓台シンポジウム「映画で知る歴史」:四方田犬彦×ゲオルク・ゼースレン×イム・ジヒョン×ジェーン・ユウ(90分)