ハンナ・シュヴァルツ
ハンナ・シュヴァルツ(1975年シュトゥットガルト生れ)はフリーのアーティストとしてベルリンに住み、活動している。ハンブルク造形芸術大学でコジマ・フォン・ボーニンとシュテファン・ディレムートのもとで学ぶ。彼女の作品は、インスタレーション、彫刻、スケッチ、映像作品と多岐にわたっている。作品は、ハンブルク芸術協会、デュッセルドルフにあるラインランデ芸術協会、ニューヨークのジャック・ティルトン・ギャラリー、ロンドンのICA(現代芸術研究所)、チューリッヒのミグロス現代美術館、ニュージーランドのテ・ツヒ芸術センターなどで展示された。2005年にはディーツェ財団の才能ある若手アーティスト助成、2006年には文化基金財団、2011年にはアーティストハウス・バルモラル城、バーデン=ヴュルテンベルク芸術財団からそれぞれ活動・滞在奨学金、2012年・13年にはベルリン州のロンドン奨学金を得ている。
ハンナ・シュヴァルツはブリュッセルのギャラリーデパンダンスとベルリンのクリスティアン・ナーゲル・ギャラリーに属している。
フィリップ・ゾルマン
れ)は、サウンドアーティスト、エレクトロミュージックの作曲家としてベルリンで活動している。ウィーン国立音楽大学で電子音響音楽を学んだ後、1999年以降、フィリップ・ゾルマンとエフデミンという名前でいろいろなレーベルで作品を発表している。2007年の自らの名前を冠したデビュー作と、2010年に発表されたアルバム「シカゴ」は国際的な評価を得た。東京、福井、神戸、大阪、福岡といった日本のクラブ文化にも、エフデミンとしてすでに出演している。2012年には、失われた音響空間をイメージで再構築しようとするプロジェクトを北京で始めた。ローマのヴィラ・マッシモの実験プロジェクトである実践奨学金を受けて、ローマに滞在した。
京都では、映像と音響がプロセスの中で互いに絡まり合う芸術映画に取り組んだ。自然空間と文化空間の相互作用が主要なテーマである。フィリップ・ゾルマンは京都の音響空間の多様性と取り組み、ハンナ・シュヴァルツはゾルマンとの共同プロジェクトのテーマを視覚化した。