ハンス=クリスティアン・シンク
美術 / 写真
1961年エアフルト(ドイツ)生まれ。1986年~1993年まで、ライプツィヒ視覚芸術アカデミー(HGB)で写真を学び、1991年~1993年、同大学のマイスターシューラー課程を修める。1991年より、数多くの美術館やギャラリーで個展を開催し、デュースブルク・キュッパースミューレ近代美術館(2011年)、ワイマール新美術館(2011年)、コットブスのKunstmuseum Dieselkraftwerk(2011年)、オーストリアのリンツ州立ギャラリー(2010年)、アルゼンチンのサルタ現代美術館および同国コルドバのMuseo Municipal de Bellas Artes Dr. Genaro Pérez(2008年)などで自身の作品が展示された。
また、数多くのグループ展にも参加しており、近年では、オランダ・フローニンゲンのフォトフェスティバルNoorderlichtでの『Metropolis – City Life in the Urban Age』展(2011年)、ライプツィヒでの『Leipzig. Fotografie / 1839-2011』展(2011年)、ハンブルクのDeichtorhallen Hamburgでの『Veto. Zeitgenössische Positionen in der deutschen Fotografie』展(2009年)、東京国立近代美術館ならびに京都国立近代美術館と丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で開催された『ドイツ写真の現在 ~かわりゆく「現実」と向かいあうために』展(2005/06年)などのグループ展で作品を発表している。ヴィラ鴨川招聘期間中に、東日本大震災から1年後の東北地方を訪れ、撮影を行った。その写真集『Tohoku』が2013年3月にHatje Cantz社より出版された。その作品は、2017年、Schleswig-Holstein-Haus Schwerin(シュヴェーリン)での「Durch den Monsun – Natur in der japanischen Kunst」や、Berlinische Galerie(ベルリン)での「Die Fotografierte Ferne」等の展覧会で紹介された。