カイ・リンケ
デザイン
カイ・リンケ(1980年生まれ)は、オッフェンバッハ・デザイン大学でプロダクトデザインを学んだ。その傍ら、Makkink & Beyスタジオや、トビアス・レーベルガー、トマス・サラセーノ等のアーティストと共に活動した。2009年にフランクフルトでスタジオを設立。国際的な製造者のための照明や家具をはじめ、公共空間のオブジェ、展覧会やインテリアを手がけている。リンケのデザインは数多くの展覧会で紹介、コレクションに収蔵され、多数の賞を受賞している。リンケはシュトゥットガルトのアカデミー・シュロス・ソリテュードのレジデントであった。また2015年より、カッセル芸術大学で教鞭を執っている。
ヴィラ鴨川滞在中は、京都をはじめとする様々な職人工房を訪問し、日本の伝統的な手仕事の技をリサーチした。これをもとに、日本の人々やデザインに関する印象をまとめた、写真入りの旅行記を出版した。本書は2019年、出版社Trademark Publishingより刊行された。