ゲストトーク アンドレアス・ドレーゼン監督(『グンダーマン』)によるトーク

Andreas Dresen © Bernd Harnisch Andreas Dresen © Bernd Harnisch

2019/10/06 (日)

19:00 - 20:00

シネ・ヌーヴォ 

ベルリンの壁崩壊30年 東ドイツの映画と歴史 関連イベント



アンドレアス・ドレーゼン、1963年ゲラの演劇一家に生まれる。ポツダム市バーベルスベルクのコンラート・ヴォルフ映画テレビ大学で学び、92年よりフリーランスの作家、監督として活動を始める。ポツダム近郊在住。ベルリン芸術アカデミー、ヨーロッパ映画アカデミー、ドイツ映画アカデミーのメンバーでもある。

 
1992年に、東ドイツの田舎町の「壁」後の転換期を描いた悲喜劇『Stilles Land』でデビュー。3組の異なるカップルの聖夜をオムニバス形式で綴った『Nachtgestalten』で99年のベルリン映画祭にノミネートされる。
2001年に完全なインプロ作品『Halbe Treppe』でベルリン映画祭・銀熊賞とドイツ映画賞・銀賞を獲得。2人の女性がベルリンのアパートのバルコニーで辛い日常を笑い飛ばす『Sommer vorm Balkon』(2005年)は、ドイツの映画館で100万人近い観客を動員した大ヒットとなる。シニア世代の恋愛をモチーフにした『Wolke 9』(2007)と、ある家族の父親の死を描いた『Halt auf freier Strecke』(2011)ではカンヌ映画祭・ある視点部門賞、ドイツ映画賞・監督賞他に輝いた。2015年には、東西ドイツ統一後の混沌にある若者たちを追った『ALS WIR TRÄUMTEN』で再びベルリン映画祭にノミネートされる。2018年夏に公開された『Gundermann』は劇場公開と同時に観客やメディアの間で話題となり、国内最優秀作品を決めるドイツ映画賞で6部門受賞するなど注目を浴びた。
 
ドレーゼンは映画を撮る傍ら、90年代半ばより舞台にも活動の幅を広げている。2006年にスイス・バーゼルでモーツァルトの『ドン・ジョヴァンニ』をはじめ、その他ポツダム宮廷劇場やバイエルン国立歌劇場でも演出を手がけている。
 
司会進行:影山理 シネ・ヌーヴォ代表
日独逐次通訳:山根恵子



『グンダーマン』上映

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