トーク #STUDIO202X 第四回 「コロナ禍とメンタル – 孤立と不安、そして権力」

#Studio202X © Goethe-Institut Tokyo

2020/04/24 (金)

19:00 - 21:00

「最近、『いつになったらコロナが終息して、いつもの状態に戻るのだろうか』という質問を頻繁に受けるが、それに対して私は『決して戻らない』と答えている」(マティアス・ホルクス、未来研究者) 

ジャーナリストの津田大介氏のナビゲートで送るゲーテ・インスティトゥートのトーク・プログラム #Studio202X の第四回は、「コロナ禍とメンタル – 孤立と不安、そして権力」がテーマ。

コロナ危機が続く中、人々の社会生活は大きな制約を受けており、それが個人や集団の精神状態にどのような影響を与えるのかを探ってゆく。ソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)の強制によって、とくに影響を受けているのはどのような社会層の人々だろうか。このような危機に面してまさに足元が崩れるような思いをしている人々を守るには、個人的な接触が制限されている中、どうしたら社会的なネットワークを維持して、その機能を維持させることができるだろうか。また空間的、社会的な行動範囲の大規模な制約は、私たちのメンタルにどのような影響を与え、また国家という権力と国民の関係性はどのように変化するだろうか。ひょっとしたらコロナ危機はもしかしたら社会全体の連帯を促進するような媒体ともなりえるだろうか。

これらの論点について、ドイツの精神科医で「同盟90・緑の党」党員であるキルステン・カッペルト=ゴンター氏の事前インタビューを交えて、津田大介、磯野真穂 (慶応大学大学院健康マネジメント研究科研究員)、北仲千里(広島大学ハラスメント相談室/准教授)、前田正治(福島県立医科大学教授)の各氏が議論する。

#Studio202X は、ゲーテ・インスティトゥート東京がフェイスブック及びツイッターで配信するトーク・プログラムで、日常生活における具体的な危機管理対策というレベルを越えて、コロナウイルスの危機が今後、文化・芸術にもたらすかもしれない状況に視線を向けます。ゲストには、国内外の各界アーティストに加えて、哲学、社会学、心理学、法学などの専門家を迎え、さまざまな側面から目下の状況に迫り、この危機がもたらす社会的変化のシナリオについて、津田大介氏が問いかけてゆきます。

視聴中の方も、ゲストへの質問を投稿することで、ディスカッションに参加することができます。

日本語・英語同時通訳付き二か国語配信

配信チャンネル
facebook.com/goethe.institut.tokyo (英語)
twitter.com/GI_Tokyo (日本語)

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