シュテファン・ゴルドマン
音楽
作曲家、音楽プロデューサー、DJ。テクノミュージックと概念的なアプローチや電子音響音楽の作曲技法を、既存のジャンルを超えて新たな音楽を予感させるような、驚くべき作品へと結びつけている。重点をなすのは、「リズム体系」、「技術的な型に関連した作曲法」、そして「一見相容れない要素を組み合わせること」である。スタジオでのエレクトロミュージック制作を中心に手掛ける傍ら、近年、器楽奏者や振付家とのコラボレーションも数多く行っている。また最近では、音楽経済学や音楽社会学に関する論文も執筆しており、注目を集めている。
ベルリンの大学でアコースティック・コミュニケーションを学んだ後、世界の著名レーベルから数多くの録音を発表。2007年、自身の音楽レーベル「Macro」を設立し、音楽雑誌「De:Bug」にて「アヴァンギャルドテクノのトップ・レーベル」と絶賛された。レーベル「Macro」からリリースするアーティスト達の発表の場として、ロンドン、パリ、ワシントン、東京などでコンサートを開いた。また、DJとして世界各国のフェスティバルやクラブで活躍し、ライブシリーズ「エレクトロ・アコースティック・サロン」の企画構成を手掛けたベルリンのクラブ・ベルグハインと深い絆で結ばれている。自身の作品は、「Groove」、「Resident Advisor」、「LWE」などのメディアの年間読者投票ランキングに度々入っている。これまで、マンハイム州立劇場やBASF文化プログラム等の委託を受け作曲を行う。
2013年5月には、新作アルバム “Live At Honen-In Temple“ がリリースされた。このアルバムは、ゴルドマンがヴィラ鴨川滞在中に行った、法然院でのコンサート(2012年6月)で録音されたものである。
※Stefan Goldmannの名前は、日本では、ステファン・ゴールドマンと表記されているものもあります。