イェルク・コープマン
美術 / 写真

イェルク・コープマン(1968年ミュンヘン生れ) はミュンヘンとコペンハーゲンに拠点を置き活動している。ミュンヘンの写真専門大学で写真ジャーナリズムを学んだ後、フリーの写真家としてミュンヘンのレ ンバッハハウス美術館で働いた。1997年以降、ドイツ内外の雑誌のフリー・カメラマンとして主にルポとドキュメンタリーの分野で活動している。彼の写真 家としての活動は、2001年のミュンヘン市写真奨励賞を受賞した。彼が参加したヴォルフガング・シェッペの写真集「サイト‐シーイング(Sight- Seeing)」のチームワークに対して2012年のドイツ写真集賞・金賞が授与された。

彼の写真作品は、レンバッハハウス美術館、ミュンヘン市博物館、ミュンヘンのピナコテーク・デア・モデルネなどのコレクションに収められている。彼の作品 を扱うギャラリーは、ミュンヘンのソニャ・ユンカースとフーバー/グッフォンである。「ボーン・イン・ブレネン(Born in Brennen*)」(2009年と2012年) や「目的地への距離(distance to destination)」 (2001年)などの個展歴がある。写真家としての活動に加えてイェルク・コープマンはキュレーターとしても活動している。またフォトドク(ドキュメンタ リー写真フェスティバル)の創始者の一人でもある。出版社「book with a beard (髭もじゃブック)」の創立者である。2014年からはアナ・ヴェシュケとともに、ミュンヘン市立クンストハレ「ロートリンガー13」 のキュレーターに就任する。

京都での企画の始まりには、京都という場の政治的、社会的、建築的「風景」の探索がある。イェルク・コープマンの関心はとくに京都という場に登場する人々 と彼らをとりまく世界である。彼はクリス・マルケルの映画(たとえば「不思議な クミコ(Le Mystère Koumiko)」、建築家の藤森照信、路上観察学会から刺激を受けている。滞在の成果として写真シリーズとその発表を予定していた。  

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2014年9月23日
Creators@Kamogawa

ドイツアートBar
座談会「記憶と記録」

15時 – ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川、ホール | トーク

2014年12月6日
Creators@Kamogawa

ドイツアートBar
座談会「アートは都市をどう変えるか」

15時 – ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川、ホール | トーク

2019年4月12日~21日
『秘めた力 - 浪費したエネルギー』

Harbo_Koopmann写真展

Kousagisha Gallery(光兎舎、京都)| 写真展