トビアス・デームゲン
美術
トビアス・デームゲン(1980年生まれ)はデュッセルドルフとケルンの大学でコミュニケーションデザインとメディアアートを学んだ。テクノロジー・アーティスト、パフォーマンス・アーティストとしてデームゲンが重点を置くメディアは「光」である。デームゲンは国際的にも、単独またはアーティスト集団「RaumZeitPiraten(時間と空間のパイレーツ)」の一員として、場の特性にかなったパフォーマティブなマルチメディアを用いたインスタレーションの制作やインターベンション(介入)を活発に行っている。
ヴィラ鴨川滞在中は、デームゲンは日常生活や文化・宗教分野、私的・公的なシーンにおける「光」のメディアとしての芸術的可能性に取り組んだ。非恒久的な芸術形態としての「光」を都市空間に持ち込んだとき、一般市民との相互作用は可能になるだろうか? 2017年10月の「ニュイ・ブランシュ KYOTO」では、光のインスタレーション『ElektroMistel(電気のヤドリギ)』を紹介した。