ミヒャエル・ハンスマイヤー
建築
ミヒャエル・ハンスマイヤー (1973年生れ) は建築家、プログラマー。これまで、スイス連邦工科大学(ETH)チューリッヒ校、ウィーン造形美術アカデミーなどで教鞭を執った。
彼は、アルゴリズムとコンピュータ計算による建築方式の開発を研究している。最近のプロジェクトには、光州デザインビエンナーレにおける「6番目の秩序 (The Sixth Order)」(2011)、オルレアンの建築展「アーキラボ(ArchiLab)」における「デジタル・グロテスク/洞窟」(2013)、パリのポンピドゥー・センターの展覧会「Imprimer le monde」における「デジタル・グロテスク II」(2017)がある。
ヴィラ鴨川の滞在では、日本の現代および伝統建築におけるアルゴリズムによる設計方法と取り組んだ。そこで彼が問題にしたのは、伝統的なやり方が、新しい建築言語を定義するために適応可能かどうかという疑問である。この取組みをもとにして、日本の伝統に基づき、職人や設計家の知識、技術などの専門性を用いて製作されるルールベースの設計原型の開発を計画した。