ウラ・レンツェ
文学

Ulla Lenze © Julien Menand

ウラ・レンツェ(1973年生まれ)は、ケルンの大学で哲学と音楽の教員養成課程を修めた後、作家としてベルリンを拠点に活動している。これまで、自身の小説は主要な出版社より出版され、数々の賞を受賞しているほか、Die Zeit紙やFAZ紙などの新聞やドイツ公共ラジオ放送局(Deutschlandfunk)などにも数多く寄稿している。2016年、自身の作家活動に対してドイツの企業メセナ推進団体Kulturkreis der deutschen Wirtschaftの文学賞を授与された。

主に、京都学派や、(ロラン・バルト著『表徴の帝国』などに見られる)西洋での日本の受容に関心を持っている。日本滞在中は、新しい文学作品の執筆に向けて、あらかじめ結果を決めずにオープンな姿勢で臨む予定。西洋の現代的視点から見た日本の印象や体験を結び合わせ、エッセイのようなかたちにしたいと考えている。