ルーカス・ユーリガー
文学
ルーカス・ユーリガーは、グラフィックノベル作家、イラストレーターとして活動している。ハンブルク応用科学大学でイラストレーションを学び、パリのÉcole Supérieure des Arts Decoratifsに一年間在籍した。
2013年に、ティーンエイジャーの謎めいた成長物語『Vakuum』(Reprodukt出版)でデビューし、批評家から有望な新人として歓迎された。2018年には、イザベル・クライツ編集のシリーズ『Die Unheimlichen』(Carlsen出版)にて、エドガー・アラン・ポー作品の現代風アレンジ『ベレニスBerenice』が出版された。最新作のグラフィックノベル『Unfollow』では、気候変動やインフルエンサー文化といった話題性の高いテーマを扱い、多くのメディアで反響があった。本作は、ZEIT紙とラジオ・ブレーメンのLuchs 書籍賞を受賞、また、Berthold Leibinger財団のコミックブック賞の最終選考に残った。『Unfollow』の展覧会は、ゲーテ・インスティトゥート・ワシントン、リンツ(オーストリア)のネクストコミック・フェスティバル、ベルリンのルイーゼンバート図書館で開催された。
ユーリガーは最新のプロジェクトのために、日本のメディア文化について、またその国際的な人気の背景についてリサーチしたいと考えている。その結果は、ドキュメンタリーでありながら、オートフィクションでもある新しいグラフィックノベルに組み込まれる予定。